
「憶測でものを言っちゃいけないよ」
私の好きな漫画『薬屋のひとりごと』で、主人公が大切にしている印象的な一言です。
そしてこれは、ビジネスの場でも、私がクライアントに何度も伝えている大事な言葉でもあります。

ママだから、高単価商品は売れないですよね?

相手が大学生なので、売るのはやめておきました
時々、こういった相談をされますが、そのたびに私は思います。
「それこそが、あなたの売上をゼロにしている『憶測』ですよ!」って🥸
この記事では、なぜ多くの人が「良かれと思って」憶測でお客さんを判断して、チャンスを逃しているのか。
その構造的な問題を、私の実体験も交えながら解説します。
「お客さんにお金がない」は、ただの思い込み
どのジャンルでも、どんな人でも、本気で悩みを解決したいと思ったら、高額でもお金を払います。
- 「ママだから、自分のことより子供にお金を使いたいはずだ」
- 「学生だから、数十万円なんて大金は持っていないはずだ」
これって全部、売る側の一方的な「憶測」でしかないんですよね。
買うかどうかを決めるのは、あなたじゃなくて目の前にいる「お客さん」です。
売る側が勝手にお客さんの懐事情を決めつけて、商品を提案するチャンスすら放棄してしまうのは、相手に対しても自分の商品に対しても失礼だと思いませんか?

あかね
実際、過去に私のところに学びに来てくれた方で高校生の方がいましたが、高校生にしては高い金額を払ってコンサルを受けてくれました。
このことからも、高校生だから、若いからそんな大金は持っていない、と決めつけるのは違うなと当時を思い出しながらこの記事を書いています。笑
【実体験】20歳の私でも30万円を現金一括で支払った話
少し私の話をさせてください。
何を隠そう、私自身も学生時代からムダ毛に悩んでいました。
誰かに何かを言われたわけではないけど、自分の中で気になっていたのでどうにかしたかったんですよね。
そして、社会人になったばかりの20歳の時、それまで貯めていた貯金を使って、現金一括で30万円を支払って、全身脱毛エステを契約した経験があります。

これって、周りから見れば「もっと他に使うべきことがあるんじゃない?」と思われたかもしれません。
でも、当時の私にとっては、30万円を払ってでも悩みを解消することの方が、何倍も価値があったんです。
もし、その時のエステのお姉さんが、「この子はまだ若いからそんなにお金がないはず」って憶測で、安いプランしか提案してくれなかったら?
私はきっと、そのお店では契約しなかったと思います。
その担当の方は、私の悩みを真剣に聞いてくれて、憶測で判断せず一番良い選択肢を提示してくれました。
そのお店は大手ではなく個人店でしたが、だから私はその方から「買いたい」と思ったんです。
あなたが過去に失敗した原因も「憶測」かもしれない
ちょっと、補足ですが…

この「憶測で相手を決めつけてしまう」というのは、何もセールスの場面だけに限らないんですよね。
例えば、あなたが高いお金を払って入ったスクールやコンサルで成果が出なかった経験があるとします。
それは、その先生が過去にうまくいった自分の成功事例を「このやり方なら誰でもうまくいくはず」という憶測で教えていただけかもしれないということです。
クライアントの素質や性格、できること、やりたいことを無視して自分のうまくいったやり方だけしか教えられない先生は要注意ですね。(自戒を込めて)
他にも何気ない会話のやりとりもそうです。
相手が伝えてきたことに対して、コンサルタントは憶測でものを言ってはいけない。
そのせいで誤解が生まれたりギクシャクすることも時にはあるので、これは本当に気を付けたいですね。
このように、ビジネス失敗の裏側には、常に誰かの「憶測」が隠れている可能性があるんです。
まとめ
もし、あなたの商品が思うように売れてないとしたら、それは「お客さんにお金がないから」じゃないんです。
"あなたの売り方のどこかにまだ改善できる問題がある。"
ただ、それだけです。
お客さんにとって本当に必要なら金額云々ではなく高くても買うんです。
これは経験上間違いないです。
憶測でお客さんを決めつけるのはやめて、あなたの商品を本当に必要としている人に、まっすぐ届けてみてください!