ビジネスやSNSで「成功したければTTP(徹底的にパクる)だ!」と聞いて、
- あの人がバズらせた投稿
- あの人が使ったリールのセリフ
これらを一生懸命マネしてるのに、なぜか自分だけ反応ゼロ…。
そんな状態になっていませんか?
実は、その失敗のほとんどは、「マネする場所」を根本的に間違えていることが原因だったりします。
多くの人が、目に見える「結果(WHAT)」だけをマネしようとします。
でも、本当にマネすべきは、その結果を生み出した「思考の構造(WHY)」なんです。
(※この「WHYの重要性」については、下記の記事で詳しく解説しています)
…と、ここまでの話を聞いて、

なるほど、WHYが大事なのは分かった

でも、その『思考』って、具体的にどうやって分析すればいいの?

『思考を盗め』なんて言われても、難しすぎる…
今、まさにそう思っていませんか?
その感覚、めちゃくちゃ分かります。
でも大丈夫、「思考の分析」は、センスではなく「技術」です。
この記事では、私が実際に「売れている人」の思考を分析するために使っている、超具体的な「マインドマップ分析術」を、ステップバイステップで徹底解説します。

あかね
もし、あなたが「ただのマネ」から卒業し、「なぜ、あの人は売れるのか?」の裏側を論理的に理解し、自分だけのオリジナル戦略を立てたいと思うなら、必ずこの記事を最後まで読み込んでください。
なぜ「マインドマップ」が最強の分析ツールなのか?
まず、「なぜマインドマップを使うのか?」という話から。
(※XMindやMindMeister、なんなら手書きのノートでもOKです。要は「可視化」できればいいので)
理由はシンプルです。
思考の分析は、頭の中だけでは絶対にできないから。
あなたがSNSで見かける情報(リール、投稿、ストーリーズ)は、ぜんぶバラバラの「点」でしかありません。
- リールAがバズった
- ストーリーズで質問募集
- メルマガ登録へ誘導
これらを「点」のまま眺めていても、「ふーん?」で終わってしまいます。
そうではなく、
という「点と点の繋がり(線)」、そして「企画全体の流れ(構造)」として可視化する必要があります。
その「可視化」に、マインドマップが一番使いやすいってワケです。
実践!「ローンチマップ」作成 2つのステップ
では、いよいよ本題です。
有料教材で理論を学ぶより、売れている人が「実際にやったこと」の順番と内容を丸ごと記録したデータこそが、あなたが次に行動するための最強の「バイブル(教科書)」になります。
ここでは、私が「Aさん」というアカウントを分析した、実際のローンチマップをケーススタディとして、具体的なステップを紹介します。
Step 1:アカウントの「基本設計」を分析する
企画(ローンチ)の分析に入る前に、まず「そのアカウントが普段、どういう設計で運用されているか」を丸裸にします。
なぜなら、企画がうまくいくのは「普段の発信」や「プロフィールの作り込み」が土台として機能しているからです。

<分析の視点:「Aさん(仮)」の基本設計>
- アカウント名・プロフィール:
- 誰の、何の専門家か明確か?
- ターゲット(どんな悩みを持つ人)に、何(解決策)を約束しているか?
- 特徴 (導線):
- プロフィールに何を置いているか?(例:公式LINE、メルマガ、固定ポストなど)
- Aさんの場合:「公式LINE」を普段は隠し、「教育用の固定ポスト(スレッド)」を設置していた
- → (考察:クリックした人を、複数のポストで徹底的に教育(信頼獲得)する設計)
- 「公式LINE」はいつ案内されるか?(例:企画の時だけ)
- → (考察:LINE追加後のメッセージは? アンケートで悩み(ニーズ)を把握する流れか?)
- 日々のポスト:
- 更新頻度や時間は?(例:1日5,6ポスト)
- 運用方法は?(例:botツールで自動化しているか?)
- 企画の時はどうなるか?(例:企画の「熱量」を伝える時は、あえて手動に切り替えているか?)
このように、まず「基本設計」を分析することで、そのアカウントが「何を大事にし、どうやって信頼を得ているか」の土台が見えてきます。
Step 2:企画(ローンチ)の「全行動」を時系列で記録・分析する
個人的な感覚では、分析対象のアカウントが、「アンケート」「無料オファーの配布」をしだしたら、そこから本格的な分析スタートです。
企画の開始前から終了後まで、その「全ての行動」を時系列でマインドマップに記録・分析していきます。
<分析の視点:「Aさん」のローンチマップ例>
【フェーズ1:教育 & ニーズ調査】
(考察:解説ポストで教育し、信頼を得た上で、アンケートで「どんな無料オファーが欲しいか」のニーズを把握。企画の正当性を作っている、など)
【フェーズ2:無料オファー】
(例:「RTのみ」)(例:「4日間限定」)
(考察:アイキャッチの先行公開で期待感を高め、RTを条件に拡散させ、感想文で盛り上がりを演出し、最後は限定期間で緊急性を高める、という流れ)
【フェーズ3:有料商品(フロントエンド)販売】
(考察:「みなさんの声が多かったので作ります」という、最強のセールス理由を構築)
「まだ3割くらいしかできてません」と進捗を公開
「7割ほど出来てます」と発売日を告知
「マインドマップで解説してます」とモザイク入りの画像を添付
「明日、公開します」
(考察:「〇分で完売」という「売れた実績」を意図的に作り、一般販売への期待感を爆発させる)
LINE登録者には30分前倒しで先行販売、などの工夫は?
「初回〇部 限定〇円(例:980円)」
→ 完売後「〇〇円に値上げします」と告知
→ 「売れる毎に値上げ」などのルールは?
(考察:低価格で「購入のハードル」を下げ、即完売の実績を作り、値上げで「今買わないと損」という強烈な緊急性を生み出している)
【フェーズ4:次の展開(アップセル)】
(考察:低単価商品→無料セミナー(教育)→高単価商品への入口、というアップセル導線が設計されているか)
こんな感じですね。
どうですか?
ここまでやれてる人結構少ないと思います笑
なので、ここまでできると必然的に頭一つ抜けられますね。

あかね
ポイントは、自分だけが見るので、思ったこと・気付いたこと・考察はバンバン書いていくといいです!
さいごに:分析(インプット)したら、自分だけの「バイブル」を作る
ここまで「売れる行動」を分析する具体的な方法を、架空の「Aさん」をモデルに解説してきました。
この分析で一番やってはいけないのが、「なるほど!Aさんすげー!」で終わること。
分析(インプット)したら、必ずそれを「自分だけのローンチマップ(行動バイブル)」として再構築してください。
Aさんは、
- 普段から(Step 1の)設計で信頼を貯め、
- 企画では(Step 2の)流れで期待感を煽り、
- 〇〇という価格戦略で販売した。

なるほど。じゃあ、次回の自分の企画でも、この『基本設計』と『企画の流れ』をそのまま真似して実行してみよう。
この「完璧なコピー(実行)」こそが、TTP(表面的なパクリ)を「あなたのオリジナル戦略」に変えます。
もちろん、最初はうまくいかないこともあります。
「参考モデルをミスったかな…」 「自分のアカウントはフォロワーが少ないから、同じようにやっても売れないかも…」 その悩み、私も一通り通ってきたので痛いほど分かります。笑
ですが、アカウントの影響力は、この「売れる流れ」を正しく実行し続けることでしか、伸びていかないので、まずはこの「型(流れ)」を徹底的に真似して、実行してみてください。
その「行動の記録」こそが、1ヶ月後、3ヶ月後の売上を劇的に変える最強のバイブルになるはずです。
今回の話で「分析の重要性は分かったけど、自分の仮説が合ってるか自信がない…」 「もっと具体的な分析事例や、自分のビジネスに置き換える方法を知りたい!」 と感じたかもしれません。
そうした「個別の戦略」については、メルマガやLINEでしかお伝えしていない情報もあります。 (希望があれば、個別相談もやっています)
思考レベルをさらに高めるヒントを見逃したくない方は、ぜひそちらもチェックしてみてください!
